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高木佳辰

安心できる歯医者さんの目安(9)

 治療に時間がかかる例として歯周病について考えます。これはじっくり長期的に取り組まないと効果があがりません。というのも、歯周病は、レントゲンを撮り、歯周ポケットを物差しで測り、患者さんの症状に合わせて、歯石の除去や歯周ポケットのクリーニング、ハブラシ指導、抜けた歯を補う治療、そしてメインテナンスというふうにきちんとした治療計画に基づいた治療が必要だからで、そういった治療をする歯科医師は信頼できると、私は思います。

 目の前の病気を治すだけの対症療法を繰り返すことが患者さんのためになるのでしょうか。病気になってしまったその根本原因を治療しないで、病気が真に治ることになるのでしょうか。

 患者中心の医療とは、歯科医師の説明を理解し、それを参考に望ましい治療法を患者さん自身で賢く選択することなのです。

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高木佳辰

安心できる歯医者さんの目安(8)

 痛みさえとれれば良いと思う患者さんと、その患者さんにとってベストの治療法を考える歯科医師と、各々の思いがすれ違うことがあります。

 例えば、薬を処方されても、飲まない方がいらっしゃいます。服用そのものが嫌ならば、減らせないかを歯科医師によく相談して治療を決めてほしいのです。また、治療法がいくつもある場合は、メリットとデメリットについて十分に説明を受けて、自分で選択したいものです。

 このことからも、どの歯をどう治療したら良いのかという治療の説明を、初診時にしてくれる歯科医師を選びたいものです。

「仕事が忙しいから何回も通えないので、早く終われないか」ということをおっしゃられる患者さんが時々いらっしゃいますが、根っこの治療、義歯の調整、歯周病の治療など、時間がかかるものなのです。