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末原郁子

トラネキサム酸の肌荒れ改善効果

 健康な状態の角質層は約28日かけて生まれ変わります。このリズムをターンオーバーリズムと言います。肌が乾燥し、バリア機能が低下してくると、いわゆる肌荒れの状態になります。バリア機能を回復させるには、徹底した保湿が必要です。保湿剤にも色々ありますが、トラネキサム酸配合のものを用いると、より早く回復させることができます。肌が乾燥すると、表皮内のプラスミノーゲンが活性化し角質層のターンオーバーリズムが乱れます。トラネキサム酸はこのプラスミノーゲンの活性化を抑制することで、角質層のターンオーバーリズムを整え、正常な肌により早く回復させる効果があります。トラネキサム酸はアミノ酸の一種で、内服することにより美白効果があることでも有名です。日焼けなどで肌荒れしやすい季節は保湿ローションにも少し気を配ってみましょう。

医院名堀之内ハーモニー皮膚科
住所八王子市堀之内3-35-13堀之内メディカルプラザ2F
TEL042-670-7977

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末原郁子

夏でも肌の乾燥にはご注意を

 いよいよ暑さが厳しくなり、汗を沢山かく季節になってきました。汗による湿疹で皮膚科を受診される患者様も日ごと多くなっています。

 冬、乾燥肌で悩んでいる方でも、夏は汗で肌が脂っぽくなるため、乾燥に注意する方は少ないと思います。ところが、アトピー性皮膚炎の方や、冬の間乾燥の強い方は、夏になっても冬の乾燥で低くなったバリア機能が完全に元に戻っていないため、様々な皮膚トラブルを生じているケースが少なくありません。バリア機能が低くなっていると、あせもができやすくなったり、とびひや水イボがうつり易かったり、かぶれ易かったりします。

 ですから、ローションタイプ・乳液タイプなどのあまりベトつかないものを使うよう工夫して、夏でも保湿剤を入浴後に塗る習慣をつけ、バリア機能を高めるように気をつけましょう。

医院名堀之内ハーモニー皮膚科
住所八王子市堀之内3-35-13堀之内メディカルプラザ2F
TEL042-670-7977

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末原郁子

光接触皮膚炎について

 光接触皮膚炎とは、光感受性物質(例えば、湿布薬やサンスクリーンなど)が皮膚に塗布または貼付され、なおかつその部位が紫外線照射を受けた場合に発疹が生じるものを言います。光接触皮膚炎の原因となる治療用薬剤で最も多いのは非ステロイド系外用剤です。湿布薬として使われるケトプロフェンや塗布薬としてのスプロフェンによるものは、近年多く報告されています。湿布薬による光接触皮膚炎の特徴は、薬が貼付されてから数週間以上経過していても、貼付部位に紫外線が照射されると強い皮膚炎が生ずることがあるという点です。そのため、患者さんも湿布薬の使用事実を忘れてしまっていることもあります。しかも、湿布薬による光接触皮膚炎は、通常の接触皮膚炎よりも持続性で重篤であることが多いので、湿布薬をよく使用する方は紫外線に注意しましょう。

医院名堀之内ハーモニー皮膚科
住所八王子市堀之内3-35-13堀之内メディカルプラザ2F
TEL042-670-7977

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末原郁子

メラノーマについて

 今月は皮膚悪性腫瘍の中でも、世界的に増加傾向にあるがんの一つである悪性黒色腫についてお話しします。増加傾向にある原因の一つに過度の紫外線照射が挙げられています。発生頻度は人種差が大きく人口10万人に対し、白人10〜20人、日本人1〜2人、黒人1人以下です。悪性黒色腫は4型に分類され、日本人では手のひら・足裏、爪に発生する末端黒子型が40%を占めています。診断のポイントには、大きさ (直径6mm以上)、色に濃淡不整があるか (稀に無色素性のものもありますが)、辺縁不整があるか、また大きさ・色・形に急激な変化があったか、色素沈着パターンが皮溝に沿っているか (皮溝に沿っていれば良性)、色素性病変の発症年齢 (中高年発症は要注意) などがあります。早期発見のためにも、疑わしい病変に気づいたら早めに受診することをお勧めします。

医院名堀之内ハーモニー皮膚科
住所八王子市堀之内3-35-13堀之内メディカルプラザ2F
TEL042-670-7977

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末原郁子

茶あざについて

 あざシリーズ、3回目の今回は「茶あざ」についてです。茶あざには大きく分けて、扁平母斑、カフェオレ斑、ベッカー母斑の3つがあります。扁平母斑は出生時あるいは生後まもなく生ずる直径0.2〜20cmの境界鮮明なコーヒー牛乳色の隆起のない色素斑です。色調、形状、大きさは多様ですが、色調が一様であることが特徴です。単発の物は10〜20%の人に存在します。また、外観は扁平母斑と同じでも、径1.5cm以上の色素斑が6個以上ある場合はレックリングハウゼン病などに見られるカフェオレ斑を疑います。そして、肩甲部〜前胸部に好発の、思春期前後に生ずる大きな淡褐色〜褐色の色素斑で、表面がやや疣贅状のものをベッカー母斑といいます。約半数に多毛を伴います。治療はレーザー治療が主体ですが、再発も多く100%満足いく結果を得るのは難しいのが現状です。

医院名堀之内ハーモニー皮膚科
住所八王子市堀之内3-35-13堀之内メディカルプラザ2F
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