薬剤乱用頭痛に関して
頭痛の原因となる明らかな原因が認められず、繰り返し頭が痛くなる状態を、慢性一時性頭痛と言います。1990年代に、トリプタン系薬剤と言う、片頭痛によく効く薬が開発されました。一方で、こういった鎮痛薬の使い過ぎから、薬によって誘発される頭痛の報告が見られるようになってきました。
何年も頭痛で苦しんできた方が、片頭痛と診断され、薬を処方されたとします。「これまでの薬と違って、とても良く効きますよ」という医者の言葉を半信半疑で聞いて持ち帰った患者さんが、頭痛が生じた時にこの薬を内服すると、まるで魔法のように痛みが消えました。長い間頭痛に苦しんできた方には、まさしく、魔法の薬です。それ以後、痛みが生じる度にこの薬を飲むようになりました。はじめは月に4錠ほどであったものが、次第に数が増えて、月に20錠以上飲まれるようになりました。薬の効果は一時的にはあるものの、頭痛は毎日のように起こるようになり、薬の内服間隔は短くなってきます。このような状態を、薬剤乱用頭痛と言います。
薬剤乱用頭痛の特徴は、両側性で、圧迫感や締め付け感が混在していて、寝込む程ではありませんが、我慢できない痛みです。
教科書的には、原因となっている薬の内服を中止すれば、連日生じる痛みは2ヶ月以内に消失して以前のパターンに戻る、とされていますが、患者さんの多くは、この2ヶ月間を我慢できません。そうやすやすと解決しないのが、この頭痛の状態なのです。
こういうことを十分に説明しないで、魔法の薬を投与してしまうと、薬剤乱用頭痛を作ってしまうことになるのです。頭痛の治療には、治療開始時点で、概ね30分近くの診療時間を要するのです。
もしも、頭痛の薬を1ヶ月に10錠以上飲んでいる場合には、薬剤乱用頭痛になっている可能性があります。一度、脳神経外科を受診してみて下さい。
| 店名 | 医療法人社団めぐみ会 南大沢メディカルプラザ |
|---|---|
| 住所 | 八王子市南大沢2-25フォレストモール南大沢3F |
| TEL | 042-670-2460 |
マイタウンホームドクター
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もしもししんぶん 2007/02/08 号掲載




