特発性低髄液圧症候群ってなに?
特発性低髄液圧症候群は、腰椎穿刺(医療上の必要性により、意図的に髄液を採取すること)などの明らかな外的誘因なく頭蓋骨の中の圧力が低下することによって発症します。主な症状は、頭痛です。立って15分以内に起こり、横になって30分以内に改善または消失する特徴的な頭痛が認められます。また、悪心・嘔吐、羞明、こわばり、めまい、複視、聴力障害なども多く認められます。原因は、脳脊髄液の漏出です。脳脊髄液の一日の産生量は約500mlで、成人では180ml前後の髄液が溜まっており、一日に3〜4回入れ替わっています。この髄液が、何らかの原因で水漏れを起こすのです。頭部外傷やむちうちなどが誘因になることがありますが、全く誘因がないケースもあるようです。確定診断には、RI脳槽シンチグラフィやCTミエログラフィで髄液漏出を検出しなければなりません。しかし近年では、MRIである程度の診断が可能になったことと、テレビ等で特集されたことなどから注目を浴びる様になってきました。
この症候群の概念自体が新しいものであり、我が国における研究会も2年程前に立ち上げられたばかりです。診断基準が明確でなかったことと、この疾患自体があまり知られていなかったため、難治性の頭痛で、診断がつかずに、心療内科等に紹介されていたようなケースもあるようです。
ほとんどの特発性低髄液圧症候群の患者さんは、安静、十分な水分の経口摂取、ステロイド剤の投与が奏功するとされています。しかし、これらの治療で改善が認められない場合に、漏出部位を確認の後、硬膜外自家血パッチの治療が必要なことがあります (まだ保険適応になっていません)。硬膜外自家血パッチが無効の場合に、髄液漏出部位の閉鎖を目的とした手術も行われています。お心当たりのある方は、脳神経外科の受診をお考えください。
| 店名 | 医療法人社団めぐみ会 南大沢メディカルプラザ |
|---|---|
| 住所 | 八王子市南大沢2-25フォレストモール南大沢3F |
| TEL | 042-670-2460 |
マイタウンホームドクター
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もしもししんぶん 2007/04/05 号掲載




