慢性硬膜下血腫
頭部を打撲した後、脳の外側の硬膜下という場所に非常にゆっくりと血液が溜まって、3週間から1ヶ月位を過ぎた時期に、その血液が脳を圧迫して症状が出現する疾患を、「慢性硬膜下血腫」と言います。頭部への強い衝撃だけが原因になるのではなく、ほとんど記憶に残らないような軽微な打撲からでも発症することも多々あります。患者さんによっては頭部を打撲したことを覚えていない場合もあります。一般的には、脳に萎縮が認められる60歳以上の方に生じる病気です。
症状は、徐々に強くなる頭痛や半身の脱力、歩行障害、物忘れなどが代表的です。頭を振ると痛いと言うのも、この病気の特徴的な頭痛です。より高齢者では元気がなくなった、話をしなくなった、物忘れが進んだ、と言う痴呆症と間違われるような症状が先行してしまうために、発見が遅れる場合があります。稀ではありますが、血腫の内側に急性の出血が起こったり、血腫が巨大化してある限界点を超えたりすると、症状が急激に進行して死亡する危険もあります。
お酒をよく飲まれる男性に多い傾向がありますが、最近では脳梗塞や心臓病の予防のために抗凝固療法や抗血小板療法を受けている方にも起こりやすいとされています。
診断は、外傷の既往と、診察である程度は予想されますが、CT検査ですぐに診断がつきます。まず、診察する人間が、この疾患を頭の片隅に置いておくことが必要なのです。
治療は手術です。局所麻酔下で行われます。所要時間は、片側の単純なものであれば、40分程度です。症状は、術直後より劇的に改善してきます。圧迫の程度にもよりますが、通常は、術直後より頭痛は消失し、麻痺などの症状も翌日には改善し、元通りの状態に戻ります。最も喜ばれる脳神経外科の手術の一つと言えるかも知れません。早期発見することで、不安な時間を過ごさなくてすみます。お心当たりのある方は、脳神経外科を受診してみて下さい。
| 店名 | 医療法人社団めぐみ会 南大沢メディカルプラザ |
|---|---|
| 住所 | 八王子市南大沢2-25フォレストモール南大沢3F |
| TEL | 042-670-2460 |
マイタウンホームドクター
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もしもししんぶん 2007/08/02 号掲載




