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飯山稜一

腸の病気について2

腸の病気の話の続編です。今回は大腸の検査についてお話しします。

長期の下痢で医療機関を受診されたとして、まず、全身状態にもよりますが、便の培養検査をし、処方を受けるのが一般的です。大抵は内視鏡検査を行うことはありません。内視鏡検査を恐れて受診をされない方はご安心ください。

培養検査結果と内服後の経過をみて、今後の方針を決めます。ほとんどの場合は、自然経過または内服により軽快するため、それ以上の検査・治療はしません。改善がない場合や重症化する場合は年齢も考えに入れ、内視鏡検査等を考慮します。

検査(採血、便潜血)で炎症性腸疾患(潰瘍性大腸炎・クローン病など、以下IBD)が疑われ、組織検査で確定出来る場合は、それに応じた治療を早速始めます。所見がない場合でも、小腸病変が疑われる場合は、小腸造影または小腸内視鏡等を考慮します。潰瘍性大腸炎は大腸に限局していますし、クローン病も4分の3は大腸に病変が認められますので、大腸の検索だけでほとんどの方は診断がついてしまいます。

現在、大腸内視鏡検査は日進月歩で、技術的にも成熟しており、安心して受けられる検査です。医師に検査を勧められたら、是非受けられてください。

次回はIBDの治療についてお話しします。